用語集 /
トランスセクシュアル
古い用法transsexual · 性転換者 · 性転換 · 変性人 · 変性者
読む前のご注意
この言葉には、人を傷つける力があります。このページは、この言葉を検索した方に向けて、なぜ傷つけるのか、どこから来た言葉なのか、そして代わりにどんな言葉が使えるのかを説明するために存在しています。
代わりに使える言葉:トランスジェンダー
20世紀半ばの医学分類に由来する古い言葉で、トランスであることを「手術で性別を変えること」に狭めてしまいます。今は「トランスジェンダー」と言いましょう。
この言葉を検索してここにたどり着いたのなら——これは罵倒語ではありませんし、多くの人はニュースで見た言い方をなぞっているだけです。ただ、確かに古い言葉であり、当事者を傷つけてしまうことが多いのも事実です。理由を知るのに、1分だけ時間をください。
来歴:transsexual は20世紀半ばの医学文献の分類語で、当時はホルモンや手術を求める人を特に指しました。日本語の「性転換者」、中国語の「変性人(ビエンシンレン、「性が変わった人」の意)」がこれに当たります。中国語圏では、この言葉は長いあいだ興味本位の三面記事とともに広まり、生きたひとりの人間を「変えたか、変えていないか」というたったひとつの問いに押し縮めてきました。
なぜ傷つけるのか:第一に、アイデンティティを手術と同一視しているからです——でもトランスジェンダーであるかどうかは性自認の問題であって、医療のステップの問題ではなく、手術をしないトランスの人も大勢います。第二に、「転換」「変」という言葉は、性別がゼロから作り変えられたかのように響きますが、当事者の体験はたいてい逆です。「もともとそうだった。体と生活を追いつかせているだけ」(性別移行を参照)。
より良い言い方:人を指すならトランスジェンダー、トランス女性、トランス男性。プロセスは「性別移行」、手術は「性転換手術」ではなく「性別適合手術」です。
語感メモ:英語圏では、今も transsexual を自称する年長の当事者が少数います——自称は尊重してください。ただし、そう自称していない人にこの言葉を使わないこと。メディアではまだ「性転換」や(中国語圏の報道では)「変性人」という言い方を見かけますが、伝え直すときに「トランスジェンダー」に置き換えるのは、ほんのひと手間です。
よくある誤用:この語を、中国語の侮蔑語「人妖(レンヤオ)」のような侮辱ラベルと混ぜて使うこと。あるいは「性転換したの?」で会話を始めること——人を知りたいなら、名前と近況から話せば十分です。体は初対面の話題ではありません。