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用語集 /

性別適合手術

正式

gender confirmation surgery · SRS · GRS · GCS · 性別肯定手術 · 性別再判定手術 · 性転換手術

体の性的特徴を性自認に一致させる一連の外科手術の総称。単一の「一台の手術」ではなく、すべてのトランスジェンダーに必須のものでもありません。

性別適合手術は「一台の手術」ではなく、一群の手術の総称です。胸の手術(切除または形成)、性器の手術、顔の輪郭の手術、声の手術など。人はそれぞれの必要に応じて項目を選びますし、ひとつも選ばないことも完全にありです——手術の有無はトランスジェンダーというアイデンティティの真正さを測るものではありません。

この言葉自体も変遷してきました。英語では早くは sex reassignment surgery(SRS、「性別再指定手術」)と呼ばれ、中国語の旧称は「変性手術」。今では gender confirmation / gender-affirming surgery が主流で、日本語では「性別適合手術」が通用しています。「適合」「肯定」という言い回しの変化の背後にあるのは理解の変化です。手術は人を別の性別に「変える」ものではなく、体をもともとの性自認に一致させるものだ、ということです。

中国大陸の現実にも触れておきます(本サイトの中国語版が主に想定している読者の状況です)。現在、身分証や戸口(戸籍)の性別記載を変更するには、通常手術の完了が前提とされています。手術自体にも精神科の診断や年齢など一連の前提条件があり、実務上は病院が家族への説明・確認を求めることも多く、ハードルは低くありません(詳細は病院と地域の政策によります)。これは多くの人の移行のペースが現実の条件に縛られる理由のひとつです——速くても遅くても、他人が評価することではありません。

語感メモ:正式・医療の文脈では「性別適合手術」を使います。「性転換手術」は古い言い方で、メディアではまだ見かけますが、コミュニティの文脈では避けましょう(トランスセクシュアルの項を参照)。

よくある誤用:「手術をしたかどうか」を、トランスジェンダーが「本物かどうか」の判定基準にすること。あるいは手術をしたかどうかを直接尋ねること——それは誰であれ体のプライバシーを聞き出すのと同じで、失礼にあたります。