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用語集 /

ミスジェンダリング

コミュニティ用語

misgender · misgendering · 錯称 · 性別錯称

相手の性自認と一致しない代名詞・敬称・性別語で相手を呼ぶこと——たとえばトランスジェンダーの女性を「彼」「息子さん」「お兄さん」と呼ぶような場合です。

ミスジェンダリング(misgender)とは、相手の性自認と一致しない仕方で相手を呼ぶことです。代名詞を間違える(彼/彼女)、敬称や続柄を間違える(お兄さん/お姉さん、息子さん/娘さん)、性別を含む言葉を間違える(「この男の子」)といった形があります。

なぜ重要なのか。一度の言い間違いは小さなことに見えます。けれど繰り返しミスジェンダリングされることは、「あなたは、あなたの言うあなたではない」と何度も告げられるのと同じです。本人が気にしているのは一つの音や文字ではなく、自分がちゃんと見えているかどうかなのです。

うっかり間違えてしまったら?短く言い直し、一度だけ謝って、そのまま普通に話し続けてください——「ごめんなさい、彼女、でした。それでさっきの話ですが……」で十分です。長々と懺悔しないこと。それでは、間違えられた側があなたを慰める場面になってしまいます。一方で、相手の性自認を知っていながら誤った呼び方を続けるのは、もう言い間違いではありません。敵意の表明です。

中国語には興味深い特徴があります。話し言葉では「他(彼)」と「她(彼女)」が同音(どちらも tā)なので、会話ではまず代名詞を間違えようがありません。プレッシャーが集中するのは書き言葉(チャットの文字、@付きのニックネーム)、呼びかけ(お兄さん/お姉さん、息子/娘)、そして身分証の実名が関わる場面です。コミュニティの書き言葉では、二者択一を避けるためにローマ字の「TA」がよく使われており、確信が持てないときの安全な選択肢にもなっています。

ニュアンスの補足:訳語はコミュニティでもまだ定まっておらず、中国語では「錯称」「性別錯称」の両方が使われ、英語の misgender をそのまま使うことも多いです。

よくある誤用:「生物学的な性別こそ事実なのだから、私は間違っていない」という自己弁護。呼びかけは社会的な行為であって、生物学の陳述ではありません——改名した友人を新しい名前で呼ぶのと同じように、相手が自認する呼び方を使うことは、会話が成り立つための基本の敬意です。