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用語集 /

ジェンダー・スペクトラム

コミュニティ用語

gender spectrum · 性別のスペクトラム · 性別の連続体

性別を二つの箱ではなく連続的なスペクトラムとして理解するモデル——両端は今も存在しますが、そこだけが唯一の場所ではなくなります。

ジェンダー・スペクトラムは、性別二元論と対をなす理解のモデルです。性自認と性表現は「男/女」という二つの箱ではなく、連続するスペクトラムに近い——多くの人は両端の近くにいますが、中間にいる人も、移動している人も、そもそもこの一本の線では自分を記述できないと感じる人もいます。

よくある心配は「スペクトラムって、みんな曖昧でなければいけないという意味?」というもの。実際はまったく逆です。スペクトラムは両端を取り消しません。男性・女性という自認は、スペクトラム上の完全に有効な位置のままです。このモデルの意義は、両端の外にいる人に「実在する」ための場所を用意することであって、誰かに引っ越しを求めることではありません。また、スペクトラムは理解を助けるモデルであって、物理法則ではありません——一本の線でも足りないと感じ、複数の軸(自認に一本、表現に一本)で自分を記述する人もいます。これはまさに、モデルが人に仕えるのであって、人がモデルに合わせるのではない、ということです。手を動かして感じてみたい方はジェンダー探索ツールをどうぞ。

ことばの使い分け:科学的な入門やコミュニティ教育の文脈でよく使われます。学術的な文章では「連続体」「多次元モデル」といった表現のほうが一般的です。

よくある誤用:スペクトラムを「生物学的な違いの否定」と理解すること。スペクトラムが記述するのは自認と表現の多様性であり、身体レベルの性的特徴の議論とは別の話です。