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用語集 /

バインディング

コミュニティ用語

binding · binder · バインダー · 胸つぶし · ナベシャツ

専用のバインダーで胸を平らに整えること。トランス男性やノンバイナリーの人によく見られます。正しい方法なら比較的安全ですが、いくつかの鉄則があります。

バインディングとは、専用に設計されたバインダー(胸部を圧迫して平らに見せるインナー)を使って、外見を自分の性自認に近づけることです。トランス男性やノンバイナリーの人によく見られ、社会的移行のとても実際的な一部です。バインダーを着けた瞬間、性別違和が目に見えて軽くなる——そう感じる人は少なくありません。

正しく行えば比較的安全ですが、次の点は鉄則です。

  • 必ず専用のバインダーを使い、伸縮包帯・テープ・ラップは絶対に使わないこと。 包帯は呼吸のたびに締まっていき、テープは皮膚を傷つけます。肋骨や皮膚を痛め、呼吸を妨げる——けがの原因として最も多いのがこれらです。
  • サイズは正しく選び、わざと小さめを買わないこと。 強く締めるほど効果が上がるわけではなく、危険が増えるだけです。
  • 着用時間をコントロールし、体に回復の時間を与えること。 1日の連続着用はほどほどに。寝るときは外し、痛み・しびれ・息苦しさを感じたらすぐに外してください。
  • 激しい運動のときは特に注意し、呼吸が苦しいときに無理をしないこと。

未成年でバインダーがまだ手に入らない場合は、包帯やテープに手を出すくらいなら、ワンサイズ大きめのスポーツブラを重ね着するといった穏やかな方法でしのぐほうがずっと良い選択です。また、将来胸の手術を考えているなら、長期間の誤ったバインディングは皮膚の状態に影響することがあります——自分の体を大切に扱うことは、未来の自分に余地を残すことでもあります。

語感メモ:コミュニティの話し言葉では、「バインディング」は行為も指せば、バインダーそのものを指すこともあります。日本では「胸つぶし」や、古くからの「ナベシャツ」という呼び名もあります。

よくある誤用:バインディングを「自傷」や病的なものと同一視すること。正しい方法で行うなら、これはよくある有効な性表現のひとつです。危険なのはいつだって誤った方法であって、バインディングそのものではありません。