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用語集 /

選んだ家族

コミュニティ用語

chosen family · チョーズン・ファミリー · 論理的家族 · logical family

血縁ではなく、互いに選び合うことで結ばれる家族のような支え合いのネットワーク。LGBTQ+コミュニティの大切な相互扶助の伝統です。

「選んだ家族」(chosen family)とは、血縁によってではなく、互いに選び合うことで結ばれた家族のような関係を指します。一緒に祝日を過ごし、病気のときに枕元にいてくれて、何かあったとき最初に電話をかける——そういう人たちのことです。この概念はLGBTQ+コミュニティの中で特別な重みを持ってきました。カミングアウトの後に生まれ育った家族から冷たくされ、時には縁を切られる人がいる中で、コミュニティの仲間同士が互いを家族として「引き受け」、家族の役割を担い合ってきたのです。アメリカの作家アーミステッド・モーピンはこれを「論理的家族」(logical family)と呼びました。血縁の家族は生まれたときに与えられるもの、論理的家族は自分が歩きながら見つけていくもの、というわけです。

選んだ家族は、生まれ育った家族と対立するものである必要はありません——両方を持っている人も多く、長い歩み寄りの末に親とふたたび近づく人もいます。この概念が思い出させてくれるのは、家族の本質は約束とケアであって、戸籍上の名前だけではない、ということです。

法律の面では、中国大陸には現在同性婚がありませんが、「意定監護」という制度(成年者が、自分が判断能力を失ったときに監護人になってもらう人を、書面で指定できる制度)があります。「選んだ家族」を法的な文書のかたちに落とし込める、現実に使える手段のひとつです。

ニュアンスの補足:中立的であたたかみのあるコミュニティの概念語で、アドボカシーや一般向けの解説でよく使われます。

よくある誤用:これを「生まれた家族と決別する宣言」としてロマン化すること——選んだ家族は支えを築くことについての概念であって、断ち切ることについての概念ではありません。家族からのプレッシャーに直面している方は、家族からのプレッシャーへの対処サポート資源をご覧ください。