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用語集 /

ベア(クマ系)

コミュニティ用語

bear · 熊族 · クマ · bear culture

ゲイ男性のサブカルチャーで、がっしりした体格で体毛の多い人たちとそのコミュニティ文化を指します。根底にあるのは多様な身体の肯定です。

「ベア」(bear、クマ)は、ゲイコミュニティの中でがっしりした体格・多めの体毛をもつ人たちの一群と、そのまわりに形づくられたサブカルチャーを指します。1980年代のアメリカのゲイコミュニティで生まれたときから、はっきりした態度を持っていました。「細身で、体毛がなくて、若い」という当時の主流の美意識の一本槍な想像を拒否し、大柄で、お腹があって、ひげのある男性も、堂々と見られ、好かれていいのだ、と。1990年代にはベア独自の旗が生まれ、各地にベアをテーマにしたバーや集まりも育っていきました。

中国語圏のコミュニティもこの語彙を受け継ぎ、独自にローカライズしました。熊(クマ)、壮熊(がっしりした筋肉質のクマ)、毛熊(毛深いクマ)、そして対になる「猴」(サル=細身)といった体型スラングがあります。多くの人にとって、自分をベアと呼ぶことは外見の描写にとどまらず、身体についての自在さでもあります——他人に好かれる形へと、自分を削り落とさなくていいということです。

ニュアンスの補足:コミュニティ内部の言葉で、中立からやや親しみのこもった語感です。コミュニティの外では説明が必要になります。体型の言葉はどれも自己認識のためのもの——自分を「クマ」と呼ぶかどうかは本人が決めることで、他人を勝手に分類するのは礼を欠く行いです。

よくある誤用:「クマ」をマッチングアプリの体型フィルターのラベルとしてだけ捉え、単一の美の基準への抵抗という文化の根っこを見落とすこと。ちなみに、体型への不安はゲイコミュニティでは決して珍しくありません——もしそれに悩まされているなら、メンタルヘルスの記事でより詳しく扱っています。