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誤解を解くコーナー /

「転向療法」で同性愛を「治す」ことはできますか?

よくある誤解 · 誤り

「同性愛者を異性愛者に「転向」させられる施設があると聞きました。本当なのでしょうか?」

事実はこうです

いいえ。「転向療法」が有効だという信頼できる証拠は一切なく、むしろ抑うつや自殺のリスクを著しく高めます。中国では、これを違法と認定した裁判所の判決も出ています。

つまずきは「治療」という言葉そのものにあります。性的指向は病気ではないのだから、そもそも「治す」べきものが存在しません。そして「矯正」を名乗る介入——嫌悪療法、電気ショック、薬物、「祈りで変える」、恥をかかせるような面談——は、効果がないだけでなく、実害をもたらします。受けた人の抑うつ・不安・自殺のリスクが著しく高まることが分かっているのです。

1990年以来、医学界の答えは揺らいでいません

  • 世界保健機関(WHO)は早くも1990年に同性愛を『国際疾病分類』から削除しました。中国の診断基準『中国精神障害分類・診断基準(CCMD-3)』も2001年に脱病理化を完了しています。病気でない以上、「治る」も何もありません。
  • 米国心理学会(APA)は2009年、数十年分の「性的指向変更の試み」(SOCE)研究を体系的にレビューし、こう結論づけました。性的指向を変えられるという厳密な証拠はなく、むしろ害をもたらすという証拠がある、と。
  • 世界精神医学会の2016年の声明には、はっきりこう書かれています。「性的指向が変えられることを示す信頼できる科学的証拠は、いかなるものも存在しない。」

中国の裁判所は、すでに二度裁いています

あまり知られていませんが、中国にはすでに2つの象徴的な判例があります。

  1. 2014年、北京市海淀区人民法院は、ある心理カウンセリング機関の「同性愛矯正治療」広告を虚偽宣伝と認定し、賠償と公開謝罪を命じました。判決文には、同性愛は精神疾患ではなく、「矯正」には科学的根拠がない、と明記されています。
  2. 2017年、河南省駐馬店では、男性同性愛者が家族によって精神科病院に19日間強制入院させられ「治療」を受けさせられた事件で、裁判所が病院に公開謝罪と賠償を命じました。

つまり、中国大陸で「同性愛を治せる」と称する機関は、それ自体が虚偽宣伝と不法監禁の一歩手前に立っているということです。

「矯正」を勧められたら

  • あなたには「直す」べきところなど一つもありません。つらいときに手当てすべきなのは圧力とスティグマであって、あなたの指向ではありません。
  • カウンセラーを選ぶときは、相手が「肯定的立場(affirmative)」をとっているかをまず確認しましょう。友好的なカウンセラーを見分けるための危険サインのリストをまとめています。
  • 家族から圧力をかけられ、「治療」に送ると脅されているような状況なら、まず身の安全を最優先にして、相談先リストをご覧ください。

出典

  • 世界精神医学学会(WPA)2016 年立场声明:不存在改变性倾向的有效疗法(世界精神医学会による2016年の立場表明)
  • 美国心理学会(APA)2009 年专责小组报告《Appropriate Therapeutic Responses to Sexual Orientation》(米国心理学会の2009年特別作業部会報告)
  • 北京市海淀区人民法院 2014 年判决:心理咨询机构"治疗同性恋"广告构成虚假宣传(北京市海淀区人民法院による2014年の虚偽広告認定判決)
  • 河南驻马店 2017 年案件:男同性恋者被强制收治,法院判医院道歉并赔偿(河南省駐馬店の2017年の強制入院事件、裁判所が病院に謝罪と賠償を命令)

最終確認日: 2026-07-20 ·コミュニティレビュー中